良くある債務整理のご相談
- 親の介護のため仕事を変え収入が激減した、生活費を借金でまかなってきたが返済できない。
- リボ払いやキャッシングを繰り返してきた。以前はちゃんと返せていたが、体調を大きく崩してパートタイムでしか働けなくなった。このままでは返済が厳しい。
- 借金の返済が大変なのだが、破産すると家を失ってしまう。良い方法はないか。
弁護士に相談するメリットとタイミングについて
支払に窮したときが相談のベストタイミングでしょう。取り得る手段は、時がたつにつれ刻々と失われていきます。その最たる典型は「時効」です。痺れを切らした債権者から裁判上の請求を受けると時効期間は一から数え直しになるからです。来所された時点で手遅れになっていないよう、いち早くお声がけください。少なくとも金融機関の催促は止まりますので、将来のプランを一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
自己破産の示談交渉の相談ケース
ご相談内容
破産に対し、「人生が終わる」ようなイメージを持っていますが、実際はどうなのでしょう。
法律相談での対応
むしろ「新しい人生をスタートする」ための救済制度です。実質的なデメリットは、一部の職業に就けないことと、カードなどが使えなくなる程度。債務が免除された後、給与だけで生活が成り立つなら、積極的に活用されてはいかがでしょうか。
正式なご依頼を受けて
ご依頼者の職業と収支状況を確認の上、破産手続きを進めることになりました。
ワンポイントアドバイス
破産に至った経緯や資産次第では管財人の費用として20万円程度が必要です。ただし、個人の場合で特殊な事情がないのであれば、管財人を立てなくても進められる場合が少なくありません。詳しくは直接お問い合わせください。
任意整理の相談ケース
ご相談内容
借金の支払いが苦しくて、破産しようかどうか悩んでいます。
法律相談での対応
破産の可否を決めるのは裁判所ですから、その見立てが可能な弁護士へご相談ください。当職が所得と返済額のバランスを調べたところ、返済の方法を工夫すれば、無理のない生活が続けられそうです。金融機関に直接交渉してみましょう。
正式なご依頼を受けて
遅延損害金を止めて債務総額を固定し、5年の分割払いで完済する新たな取り決めを締結しました。
ワンポイントアドバイス
訴訟を起こすと、金融機関側も係争費用を確保する必要に迫られ、有利な条件を引き出しにくくなる場合があります。任意整理ならではのメリットもございますので、ご自分で判断せず、専門家のアドバイスを求めてはいかがでしょうか。
過払い金請求の相談ケース
ご相談内容
過去に借金を完済し、その3年後に再びお金を借りています。完済分に「過払い金」があるのではと思い、金融機関に問い合わせたところ、「10年以上前の話だから、時効が成立している」と言われてしまいました。やはり、そうなってしまうのでしょうか。
法律相談での対応
2回にわたる借金を「個別」とするか「一連」として捉えるかで、結果が変わってくるでしょう。過去判例によると「一連」と見なされるケースもございます。交渉の余地はあるでしょう。
正式なご依頼を受けて
過払い金が返還され、現在返済している債務に補充することで、大幅な負担減となりました。
ワンポイントアドバイス
「過払い金」に心当たりのあるかたは、金融機関から取引履歴を取り寄せれば、ご自分でも判断することができます。その際、ややこしいことや理屈を言われたら、弁護士にご相談ください。
法律相談のススメ
債権者からの督促、裁判所の呼び出し状などがきたら、放置することは得策ではありません。弁護士に任せるということは直接自分が対応しないで済むことによる、安心を買うという意味合いもあります。まずはお気軽にご連絡下さい。